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身近なところから一歩ずつ
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とくらたかこ
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谷中~上野を歩いて
今日は,浅野史郎さんの確認団体である『みんなの力』のビラ配りボランティアに参加しました.私は東京近県育ちだからか,山手線の内側は一般の庶民が住むところではないのだろうという思い込み(?)がずっとありました.今日歩いた谷中というところは,その山手線の内側,日暮里から少し歩いた辺りにあります.でも,谷中銀座という商店街をはじめ,とても庶民的なところでした.その後歩いた上野公園や上野駅前に比べると,ビラを受け取っていただける確率も高かったかもしれません.

ボランティアには,学生から20代中心かと思っていたのに対して,30代から上の人が多く参加されていて,ちょっと意外でした.途中の移動の電車の中で聞いた話を少し.

東京都内,都心にも谷中のような商店街,庶民的なところはたくさんあったけれど,後継者がいない,または相続に当たって土地を手放さざるを得ない等の理由で,シャッター通りとなってしまうところが多いのだそうです.相続税についてちょっと勉強して,商店を会社組織にする等,簡単な対応を取るだけでそういう事態は避けられることも多いらしく,でも,行政はそんなことを教えてくれないし,下手をすると,再開発をしたい企業と結託して,庶民が土地や商店を手放すのを虎視眈々と待っているのかもしれません.谷中の商店街は幸い,早くから組織的な動きをしていたことで,今でも健在であるみたいです.

海外の街を紹介するような番組を見ると,古い商店が狭い路地に並んでいるようなところがたくさんあります.東京のように,人が集まる都会であっても,比較的低層な建物が多くて,人がゆったり歩いているような街並みを見ると,うらやましい思いです.東京では,ここ数年,猛烈な勢いで再開発が続いています.人も減っているのに,こんなに集積度の高い(おそらくは環境にもやさしくない)高層ビルを次々と建てて,いったい東京をどうしたいのでしょうか.それをビジネスとして儲けているような人を除けば,一般の人は,そこを訪れて綺麗な商店で買い物をしたり,新しいレストランで食事をしたりという,消費者としての参加しかできません.80年代,日本がまだ右肩上がりだった頃,海外からはエコノミック・アニマルなどと言われていたそうですが,その頃よりも今のほうが,よりそれに近づいているのではないかと思います.

この数年で,東京都の財政は回復したらしいですが,ごく単純化して言えば,東京に法人税を払ってくれる大企業に対して大規模開発で答え,一方で,寄り集まって暮らしている庶民は置き去り,なのではないでしょうか.

何やらビラ配りボランティアとは違う話になりました.でも,そんなこともいろいろ考える機会にはなって,いろいろな人と話もできました.公職選挙法のしばりがいろいろ厳しいことも身をもって理解でき...本を読んでブログを書くだけよりも,もっと外に出たほうがいいと感じた1日(数時間だけだけど)でした.

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by icds | 2007-03-24 23:45
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